バスドライバーになるために必要な免許

バスドライバーには大型二種自動車運転免許が必須!!

バスドライバーの仕事をするのに必須となる免許が大型二種自動車免許です。この免許を持っていると、「バスにお客様を乗せて運行し、運賃を受け取る」という行為ができるようになります。さらに、大型二種自動車免許を取得するためには以下の3つの受験資格が必要です。

1.満21歳以上であること
2.普通自動車第一種運転免許以上を取得していること
3.2の免許を取得して通算3年以上たっていること
(3年間、免許停止などの処分を受けている期間がないこと)

「大型車両を運転する」という意味でも「お客様の命を預かる」という意味でもいわゆる普通免許ではダメで、バスドライバーになるためには大型二種自動車免許取得というのが必須条件となるのです。なお、路線バス・高速バス・夜行バス・観光バス、どのバスドライバーとなる場合にも大型二種自動車免許は必要です。

大型二種自動車免許試験の合格率は…?

大型二種自動車免許を取得するにはどのような教習を受けるのでしょうか?まず、技能試験では教習所内で運転の練習をおこないます。これは一般的な自動車教習と同じで、坂道発進・S字カーブ・クランク・方向転換・縦列駐車などを学びます。卒業検定をクリアすると公道に出て路上教習を受けます。山岳教習・高速教習・危険予測教習などを課されることも。もちろん学科試験と適性試験(視力・色彩能力・深視力・聴力・運動能力)もあります。独特なのが深視力試験。遠近感や立体感を感じ取り、運転の際に対象物の位置関係をしっかり把握できるかが問われます。技能試験・学科試験・卒業試験の3つの試験の合格率は、なんとわずか10%!こうした狭き門を通って初めて、バスドライバーになることができるのです。

運転手の募集をしている企業は多くありますが、未経験者でも運転することが好きな方がたくさん活躍しています。